論文精読の記録 April 2025
いま論文を書いているのだが少しエクステンシブに論文を読む期間が必要であるとの判断に至った。ちなみに、精読するのがよさそうなものは現時点で約20本ほどある。ただ読むだけではなく、自分のプロジェクトとの関係においてその要点をまとめた文章を生成するのが最終目的である。これはやらなくてはならないと感じてはいるが、正直心が折れそうである。なので、毎日記録をつけてこのページを更新していくことにしたい。
予定
- Kohl, S. (2020). The political economy of homeownership: a comparative analysis of homeownership ideology through party manifestos. Socio-Economic Review, 18(4), 913-940.
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2025/04/17 直近3日ほど体調を崩していたが戻ってきたのであまり長くならない範囲でまたレビュー再開。今回は日本を対象としたもの。しかしまだ本調子ではない感じである。労力は別PJに振り向けるか?
2025/04/14 日本を対象とした先行研究をある程度枚挙できたらもう今日はそれで終わりでいいな
2025/04/11 最終的に1450で(かなり)粗めのfirst draft in lit review was finished. 次は日本のやーつ。state-centred approachがどの程度既存文献に見られるか、統計を取るような感じでやっていくところからはじめよう。
2025/04/11 なんか昨日見つけたやつとか入れていって無意識に書いていたら分量的には半分くらいなのにlit reviewが950まで来た。最低1000想定だったのでこの調子で書いてればまあ余裕であろう。今後も新しい文献見つけるたびに、枠組みに入れるか枠組みを変えるかしてけばまあいいかと、峠は越えたか
2025/04/10 なんだかんだいってdemographic, economic, social, contextual(to be modified, perhaps)の4分類にmicro,macro関係なくJansen et al. 2012 のファクターを入れてしまえばもう十分センテンスが取れそうな気も。やっぱりこの枠組みで読んでみることにしよう。てかもうJansenまで読んだらとりあえず書いてしまって次にうつったほうがよさそう。
2025/04/10 housing preference/choiceあたりの経済学ベースの方法論にまで手を伸ばすと沼というか、整理の仕方じたいが複数ある、というようなことになりそうなので(ミクロ/マクロ、エージェンシー/規範、経済/社会)、とりあえずJansenらのレビューだけ読んだらあとはjapanの文献のまとめからやったほうがやりやすいかもしれない。政策的アプローチだけでは不十分であるということだけがいえればいいので、それから上の部分はそれに合うように整理してしまえばいいような気も。文献とレビューの多さからして、まとめ方は無数にありそうなので。いきなり日本のレビューから入って査読に通るのかわからないが、いずれにせよ、そのレビューをするための用語解説的なパートが実質は国際的レビューを兼ねる、というような構成にはできそう
2025/04/10 Crawford, J., & McKee, K. (2016). Hysteresis: Understanding the Housing Aspirations Gap. Sociology, 52(1), 182-197.
少しだけ読んだが私が鍵概念とすべきはaspiration ではなく preferenceなのではないかと気づいた。こちらのほうが計量的アプローチにも合うし。ということでまずは、読むべき文献の選定から始めなくては。とはいえ気楽に進めればよろしいかと。とりあえずANDREJA CIRMAN (2006) Housing Tenure Preferences in the Post-privatisation Period: The Case of Slovenia, Housing Studies, 21:1, 113-134で、次にJansenらのレビューという順番がいいような。先にレビューから読むと頭の中の枠組みを決められてしまいそう。それにしても長い道のり。本来これはサブプロジェクトだし。5月末までに文献のまとめが終わったらいいくらいだわ。
2025/04/10 Colic-Peisker, V., & Johnson, G. (2012). Liquid Life, Solid Homes: Young People, Class and Homeownership in Australia. Sociology, 46(4), 728-743.
主張がわかりやすい論文だったが、思っていたのとちょっと違った。階級はアスピレーションを抱いているか否か自体には影響を与えないが、住宅所有に対する意味づけと、それを実現する手立てをどれだけ現実的に考え実際に行動に移せているかどうかで階級ごとに質的な差が出ているという話であった。注釈では入れられるかな。もうちょっと直裁的なものが読みたい。望み薄だが一応Crawford and McKee 2016に移る。
2025/04/08 Gurney, C. M. (1999). Pride and prejudice: Discourses of normalisation in public and private accounts of home ownership. Housing studies, 14(2), 163-183.
フーコー理論の応用と書いていて身構えてしまったが意外に実証的で面白かった。政策文書の分析とインタビュー調査を組み合わせてフーコーのnormalising judgmentという概念を政策文書と人々の認識の中に見出そうとしている。その実証部分を中心にアーギュメントを抽出して200語ほどの要約を作れた。他の仕事が若干滞っているが、進捗としては悪くない。政策の影響論はまだ文献があるが、アーギュメント自体は取れたので一旦この辺にして、次はもう少し社会階層や階級にフォーカスしたものを読んでいったほうがよさそう。ということで次はColic-Peisker et al. 2012 にしてみる。
2025/04/07 Andersson, E., Naumanen, P., Ruonavaara, H., & Turner, B. (2007). Housing, Socio-Economic Security and Risks. A Qualitative Comparison of Household Attitudes in Finland and Sweden. European Journal of Housing Policy, 7(2), 151–172.
ほぼ予想通りの御誂え向きの内容で引用の軸になることは間違いない。この分野で人々の態度を実証する研究は貴重である。考えの過程もわかりやすくて参考になる。見なくても十分な気もするが一応これを引用している論文も調べてみる。翌日のGurneyと合わせたらこのトピックは一通りまとめられそうな気もする
2025/04/06 Ronald, R. (2008). The ideology of home ownership: Homeowner societies and the role of housing. Springer. Ch. 5
知りたいことと若干ずれている気がしたので13ページほど読んだところで切り上げる。他の候補に切り替えることに。メモは一応とった。理論的関心と実証的関心の違いなのだろうか、もう少し具体的なデータ、固有名詞、年号などが載っていれば大変役に立ったのだが。ただ何れにせよ引用はするような気がする。
2025/04/05 Albert Adu-Gyamfi, Michael Poku-Boansi & Patrick Brandful Cobbinah (2020) Homeownership aspirations: drawing on the experiences of renters and landlords in a deregulated private rental sector, International Journal of Housing Policy, 20:3, 417-446
まとめてはいないが、メモをとりながら読んだ。めちゃくちゃ面白い。どう面白いかは私の論文で論じるからここでは書かない。最重要の論文なのでとりあえず気が楽ではある。
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